「リバウンド」
日本において、この言葉って、かなりのネガティブな意味を持っていますよね。
一般的に『ダイエットしたけど、リバウンドしてしまった』という風に使用されますし、ダイエットやエステ業界にとどまらず、収納業界(?)でも活用されます。
「きれいに片づけたけど、すぐに元も戻ってしまった」「部屋がリバウンドしてしまう」って感じに。
あなたの部屋はどうでしょうか?
こんにちは!晴です。
僕は『良い住まいは家族を幸せにする』と考えて、本ブログを運営しています。
さて、「片づけても、片づけても、一日二日で元に戻ってしまう」ってこと、特に小さいお子さんがいるご家庭は、そんな日常の方が、当たり前なんじゃないかと思っています。
「いつまでたっても部屋が片付かない」とお悩みの方は、この記事を読み進めて下さい。
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部屋がリバウンドする理由
なぜ、部屋の片付けがリバウンドしてしまうんでしょうか?
僕が考える理由は、以下の3つです
1.収納する場所が不明確
2.片付けが習慣化されていない
3.家族が協力してくれない
この3つの要因が、複合的に絡まり、僕らの生活を乱していくのですが、我が家でもリバウンドを繰り返している場所(洗面室)があるので、併せて説明していきます。
①.収納する場所が不明確
気合を入れて、片付けしても、すぐにリバウンドしてしまう理由は、収納した場所がいまいちの場合が多いからです。
散らかっている物を、取り敢えず、ごまかしたり、使う場所から遠くに保管したりすると、リバウンドを発生させる原因になります。
また、収納にびっしり詰め込んでも、続かないので駄目。
大体7割位に余裕を持った収納が理想ですから、バッサリ捨てましょう。
■三面鏡の収納。今、持っている物に合わせた整理ができていませんでした。
■洗面台下・・・、これはちょっとひどいですね。
②.片付けが習慣化されていない
片付けは習慣です。
使ったら、すぐしまえば問題はありませんが、その癖がついていないとすぐ物は溢れてしまいます。
子供に諭すように、自分に言い聞かせましょう「使ったら、しまう」と。
でも、家族全員が、この②を体現できているなんて、結構、天文学的な確率なんじゃないかあーとも思ってます。
③.家族が協力してくれない
この記事を、読んでいただいている人は、住まいに興味がある方が多いと思いますが、その方が、片付けに悩んでいるのなら、家族の協力が得られていないことが多いのではないでしょうか。
遊んだらそのままの子供たち、自分の使ったものさえ元に戻さないパートナーなど、部屋を荒らしていく敵は、味方(家族)の中にいるのです。
■「使ったら戻すという習慣が出来ていないとこうなります」というお手本。ウチの場合、片付けにおおらかなのは奥さんの方で、普通は、三面鏡裏の収納に収まるので、そこに入れるべき・・・なのですが、面と向かって注意するのも気が引けるし、なによりお願いしたからと言っても直らない。
■物が置かれ始めると、どんどん積まれていく負の連鎖が始まります。長女さんの髪留めやの小物やブラシが増えたこともあり、洗面台は大渋滞を起していました。
リバウンドしない片付けポイント
結論をいいます。
リバウンドしない片付けのポイントは、一切、机や棚、床に物を置かない、置かせないことです。
「えっ、そんなの当たり前なんじゃない?」と思われるかもしれませんが、ポイントは「置かせないこと」です。
そして、それを可能にするのは、部屋の雰囲気づくり。キレイな空間だと、人は自然と汚さなくなりますし、その反対もあるのです。
だから、部屋が整っている雰囲気を維持するため、無駄なものはひとつも置かないようにしましょう。
夫が本気で洗面室を片づける
下の子は、まだ三面鏡に届かないので、歯ブラシと手洗い石鹸だけは出していますが、今までの反省から、洗面台の天板には一切物を置かないようにしました。
この全く物を置かない雰囲気づくりをすることで、家族も汚さないでおこうと感じるのです。
■洗面室が片付かない原因は、タオル類の収納や小物・化粧品・洗剤等の保管が上手くいっていないから。特に小物については、歯ブラシから始まり、髪留め、コンタクトレンズ、整髪料、洗顔料、化粧水、入浴剤、・・・、多岐にわたるものを保管しなければなりません。棚の高さを合わせ、邪魔だったブラシも縦に並べられるようにしました。
■引き出しには、化粧ポーチを入れ、しまいやすくしました。
■今まで、上手く使えていなかった空間を無印良品の収納グッズでカバー:タオル類もスムーズに収納できました。
■最低限必要なもの以外はすべて、隠しました。これだけ何もないと、お掃除も楽です。
※【動画】リバウンドさせない洗面台の片付け
【夫の家事】リバウンドしない洗面室に変える!猫と一緒に、本気で掃除してみた
最後に
最後になりましたが、リバウンドしない片付けで大切なのは「割れ窓理論」の考え方を知っておくべきです。
「窓割れ理論」は、米国の心理学者ジョージ=ケリングが提唱した理論で、割れた窓を放置しておくと、その建物に、ごみが捨てられるようになり、地域の環境が悪化し、犯罪が多発するようになるという犯罪理論。
この理論と正反対の行動をとり成果を上げた事例もあり、ニューヨーク州知事が、地下鉄の落書きを徹底的に取り締まった結果、殺人・強盗の凶悪犯罪も大幅に減少したという成果もあげたことでも有名な理論です。
洗面室に例えると、ひとつ出した物が、他の物を引き寄せ、雑多な感じにしていくんですよね。
ちなみに上記の洗面台は、記事を書いている現在、7日目を迎えるんですが、そのまま維持されております。
みなさんも「窓割れ理論」を利用してみてください。
では!
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