こんにちは! 晴です。
戸建住宅の営業9年経たのち、新築分譲マンションの営業に転職しました。
その時、僕はこの2つの住まいの違いにびっくりしたことがあります。
それは感じる部屋の広さが違うこと。
同じ6畳でも戸建てよりマンションの部屋が圧倒的に狭く感じる。何度も気のせいかと思いましたが、明らかに狭い。
広さが違う???意味が分かりませんよね。
コンパクトな我が家だって「広い家」には憧れていましたので、マンション検討している時は、少しでも広いLDKが欲しくて部屋の図面を何度も見比べながら間取りを選んだものです。
マンションの部屋選びには気を付けて下さい。
なぜなら広さの基準が違うから。
これを知らないと部屋選びに失敗するかもしれません。
本日は「マンションと一戸建ての広さの違い」について考えてみました。
地域で違う畳みの広さ
家の大きさを表す単位としては、「畳数」「坪数」「㎡」があります。僕らが最も広さをイメージできるのは「畳数」ではないでしょうか?
例えば、
①「LDKは、20畳です」
②「LDKは、28.9㎡あります」
③「LDKが、8.6坪だよ」
この中で、最もイメージしやすい表現は①ですよね。
『この部屋のLDKは28.9㎡です』より
『この部屋のLDKは20帖ですよ』と聞いた方がイメージしやすいはず。
でも、この畳の単位が問題。
なぜなら、畳の広さは、地域や建物の種類によって違うから。
畳の広さが一定ではない以上、その部屋の広さは、僕のイメージとあなたが思っている広さとは違っているかもしれません。
基準が一定となっていない単位って何でしょうね。
地域によって畳の広さが違う
「㎡」は世界基準の単位ですし、「坪数」も日本全国同じ基準です。
問題は「畳の広さ」の基準。これは地域や建物の種類によって違います。
日本の主な畳数の基準は、以下の通りです。
『京間・本間』(191cm×95.5cm)
『中京間』(182cm×91cm)
『関東間』(176cm×88cm)
『団地間』(170cm×85cm)
上記の京間や関東間は有名ですから、ご存知の方も多いと思いますが、「団地間」という畳の寸法があります。これは賃貸や分譲マンションなどの共同住宅につかわれる単位。
皆さん、マンションの見学に行って『思ったより、狭いなあ?』と感じたことはありませんか?特に一戸建てにお住まいの方そう感じると思いますが、あなたの間隔は正解です。
畳数の表示方法に原因があるからなのですが、地域や建物の種類によって、「畳」の広さの基準が違うからなのです。
うーん、基準自体が違うのってちょっと変な慣習ですよね。
マンションは0.8倍狭い
最近の新築の畳数単位は『中京間』が基準りなることが多いそうです。
『中京間』の広さを1とすると、マンションの『団地間』は0.87となり、最も広い『京間・本間』を1とすると、0.8となります。
「京間」は、京都をはじめ関西や西日本で、広く使われている寸法なので、その広さに慣れた人がマンションに入ると特に狭さを感じてしまいます。
最後に一言
僕の実家は「京間」でした。戸建て自体住まいの基準が「関東間」なので、狭く感じたものですが、マンションはさらに狭くなります。
マンションの図面上で見る畳数を、戸建てに慣れた人がそのまま鵜呑みにすると、広さを勘違いしてしまうので注意が必要です。
マンションの「6畳」は、京間に直すと、なんと「4.8畳分」にしかならないのですから。もちろん図面上の「㎡」単位は、戸建てもマンションも同じですので安心ください。
では!!
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