本ブログでは、僕の家族・住まいについての「マンションのライフスタイル考案」と仕事の経験から「失敗しないマンションの選び方」「その他」を、綴ってます。
今回は「失敗しないマンションの選び方」についてのお話ですが、初めての方は下記の記事をご覧いただくと有り難いです。
こんにちは!晴(ハル)です。
さて、マンションと一戸建て住宅の大きな違いはなんでしょうか?
私は戸建住宅とマンションを販売していましたので、両者の違いがよくわかります。
大きな違いは2つ。
(1)鉄筋コンクリートか木造軸組み(軽量鉄骨)
(2)共同所有か個人所有
(1)の構造に関しては、マンションは鉄筋コンクリート造が主流。戸建住宅は木造軸組み工法が主流で、軽量鉄骨軸組み工法等のプレハブ住宅が後に続くでしょうか。
なぜマンションはコンクリートで建築されるのでしょうか?そんなの当たり前なのでしょうか。
これは(2)とも関係があるのですが、マンションを資産と考えると大切な意味があります。
本日は「マンションの構造体と資産価値の関係」を考えてみます。
マンションがコンクリート造である理由
マンションは、鉄筋コンクリートか鉄骨コンクリートのどちらかで建設されます。そして、どちらもコンクリートが使われています。
ひとつは、限られた土地に木造建築では造れないほどの高層の建物を建築する為。ふたつめは、100年以上の耐久性を持たせる必要があるからです。
土地の所有権が希薄なマンション
原則、マンションは戸建て住宅を建築してしまっては、予算が追いつかないような土地価格が高い場所につくられます。「1世帯では無理だけれど、100世帯集まれば所有できる」というような立地です。
価値の高い土地に100世帯でも住めるような高層建築物を建設していくのが、分譲マンションの設計思想であり、存在意義なのです。
また、マンション敷地における土地所有権の意識は希薄です。
100世帯が所有する土地を、勝手に売買したり、貸したりはできません。
唯一、建物の部屋だけが、売買したり賃貸に出したりできるのです。ですから、建物をより強固に耐久性のある素材コンクリートでつくろうとするのは必然なのです。
分譲マンションの理想形とは100年住める建物
永く暮らせる頑丈な建物が、分譲マンションの理想形と考えます。
忘れてはいけないのが、大切なのはコンクリートの構造体だけでないこと。玄関ドアやサッシなどの外装建具も耐久性のあるものを使う必要があることです。
その視点から見ると分譲と賃貸マンションでは、少し異なる設計思想で造られます。
分譲マンションは「永く暮らせる仕様」を考え、賃貸マンションは「コストの回収」を目的としているということです。
コストを落としたマンションは、内装、建具、サッシ等のランクがかなり低いものを使っているケースが多く、品質も大きく異なります。
特にサッシなどの外装材は半永久的に使えるようにある程度の高ランク仕様のものを使うことが大切なのです。
最後に一言
本日は、コンクリートに絡めて、分譲マンションの魅力・設計思想について記事を書いてみました。
マンションは土地の所有意識が薄いがゆえに、資産価値を高める方法として建物の高層化・耐久性を高める必要があります。
良いマンションの見分け方のポイントのひとつは、サッシの素材感・厚さを注意してみることです。
モデルルームや実際のマンションで、サッシを開けてみて『軽ーいサッシ』は、当然安価なものあるので、マンション全体の質が想像できるというものです。
では!!
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